2007年01月29日

修学旅行の副読本

今年中3になる娘の修学旅行の行き先は長崎とのこと。
奈良京都だった僕らの頃とは隔世の感がありますな。
ということで父から娘に贈る書籍として図書を選んでみました。

夕凪の街桜の国 夕凪の街桜の国
昭和30年、広島。原爆により父、姉と妹を失った「わたし」は母と2人で暮らしています。
平凡で暖かみのある日常を過ごしていますが、「あの日」の記憶は強く残っています。
職場の同僚から好意を告げられ、一緒に生きようと決心しますが....

エンディングは泣けます。「ヒロシマ」を題材とした作品の最高傑作だと思います。

女の一生〈1部〉キクの場合
「浦上四番崩れ」という幕末・明治の切支丹迫害事件を元にした小説。流刑にあい拷問を受けている青年に思いを寄せる少女キクが切ないです。
エンディングでマリア像の前で昇天するキクと、キクを愛した2人の男のエピローグは泣きます。

女の一生〈2部〉サチ子の場合
第一部の主人公キクの従姉妹を祖母に持つ少女が主人公となります。舞台は昭和初期の長崎です。
幼なじみのサチ子と修平は好意を抱き合いますが、修平はキリスト教の教えと戦争の矛盾に苦しみながら特攻隊員として出撃します。そして残されたサチ子の住む長崎は原爆が投下されてしまいます。
アウシュビッツで殉教するコルベ神父が強烈で、サチ子と修平がすっかり霞んでしまったのが残念です。

投稿者 isi : 2007年01月29日 02:04
コメント

読んでみたくなりました。
私が知ってる戦争ものと言えば『裸足のゲン』と『硝子のうさぎ』。
『裸足のゲン』は、学級図書にあって漫画だったけど、小学生の私にはかなりの衝撃だった事を覚えています。

『硝子のうさぎ』は私が小学4年生の時、担任だった永井先生が泣きながら読んでくれた事を今でも思い出します。

こう言う体験って大事ですよね。
私も含め、戦争をを知らない世代が大半になってしまった世の中、娘さんにもその世代なりに何か感じてもらえたら嬉しいですね。

Posted by: sissy : 2007年01月31日 21:56

夕凪の街 桜の国の裏表紙より

昭和三十年。
灼熱の閃光が放たれた時から十年。
ヒロシマを舞台に、一人の女性の魂が
大きく大きく揺れた。
最もか弱き者たちにとって、
戦争とは何だったのか、
原爆とは何だったのか…

戦争へ行くのはイヤですが、殺されるのもイヤです。
ひ弱で金持ちの少年よりも、体格が良くて温厚だけど怒ると強い少年の方が、脅されたり殴られたりしないのは自明だと思います。
シビリアンコントロールの下に強い軍隊を持つというオプションの方が好ましいと考えるのですが、そうは考えない方もいるようです。

Posted by: isi : 2007年02月04日 01:46
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