児童文学を確立したアンデルセンの「絵のない絵本」を読みました。
月が見聞きしたことを貧しい絵描きが一夜ずつ聴いていくというショートショート形式の創作で33夜分あります。
タイトルの通り挿絵はありませんが「絵本」と銘打っている通り、視覚化を強く働きかけます。
「さあ、わたしの話すことを、絵におかきなさい」と、月は、はじめてたずねてきた晩に、言いました。「そうすれば、きっと、とてもきれいな絵本ができますよ」ほほえましい幼児の話や考えさせられる話もありますが、悲しい切ない話が多いです。
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「わたしは、インドの澄みきった空気の中をすべって、ガンジス河にわたしの姿をうつしていました。わたしの光は、古いプラタナスの葉が、ちょうどカメの甲のように盛りあがって、茂っている生垣の中に、さしこもうとしていました。...」
そのため、プルチネッラはいつもの二倍もおかしく振舞わなければならなかったのです。プルチネッラは心に絶望を感じながらも、踊ったり跳ねたりしました。そして拍手喝采を受けました。可哀想なプルチネッラ。愛した女性が死んだ葬式の日に、喜劇役者として観客の笑いを取らないといけないのです。どれほどの絶望があったことでしょう。
児童文学は3つに分けることができるそうです。